小児、児童期からの矯正治療について

なぜ矯正治療が必要なのでしょうか。

悪い歯並びにしておくと、見た目ばかりでなく、物がよく噛めなかったり、発音の障害や虫歯、歯周病の原因をつくります。悪い歯並びのことを不正咬合といいます。 不正咬合の原因は、遺伝的や先天的な要因のほかに後天的な要因です。それは指しゃぶりや舌などの悪習癖、小帯の異常・口呼吸によって起こる舌が低位に位置することからの 顎の成長障害、などです。これらが、正常な顎の成長を阻害し不正咬合を多く発生させます。

いつから矯正を始めたらいいのでしょうか。

乳歯列は3歳以降で、受け口などの場合、取り外しの装置を就寝時に使用し口の中の環境を変えることで治ります。

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また、7歳から10才くらいで永久歯の上下の前歯が2本から4本生えてきた時期がよいと思われます。 この時期の治療を矯正早期治療と言います。 不正咬合は放っておいても顎の成長によって自然に治ることはありません。

早期治療では

  • 第一に舌や唇の悪い癖や口呼吸など不正咬合の要因になるものを取り除きます。
  • 第二に不正になっている状態の顎を成長させて、ある程度正常にすることによって、調和のとれた顔貌とかみ合わせを獲得することができます。

矯正早期治療のメリットは成人に比べ、ほとんど、歯を抜かずに矯正を行えます。 治療期間は3ヶ月から18か月くらいです。 費用は成人の治療費の1/3程度です。

実際の早期治療をご紹介します

上あごが狭く、まえ歯にでこぼこが生じています。狭い顎を横に成長させることにより、あごの大きさを正常化し、まえ歯に部分的に装置を付けて、でこぼこを改善します。

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上あごが前に突き出ている状態ですが、あごを横に広げたり、上あごの成長を抑制したり、下あごの成長を助けたりすることによって改善します。

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上あごの成長が悪く、受け口になっています。夜寝ている時に装置を使用して、上あごを前に、成長させることによって、受け口の改善がなされます。

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指しゃぶりや舌を前に出す癖のため上あごが狭くなり、前歯が噛んでいない開咬の状態です。 取り外しの装置を使って顎を横に成長させると共に舌が前に出てこないようにします。

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早期治療ですべての不正咬合が完璧に解決はできるわけではありません。 早期治療終了後、永久歯が全部生えてから必要に応じて全体のかみ合わせを緊密にする二期治療を行います。

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14歳以降、永久歯がすべて生えてから始める場合や成人になって始める場合はこのような成長を利用した治療はできませんが、その他の方法で矯正治療をすることができます。全体的な顎のレントゲンなどの精密検査をして、診断し、治療方針を立てから行います。

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